2014年03月31日

『イチの話』猟犬A

去る3月18日カレンダー
私達夫婦は自らの不注意により、イチを見失った…

夜/流れ星何時もの様に『奥様』が餌を与える為に納屋へ行くと…
『イチ猟犬』が居ない…
首輪と鎖を繋いでいた金具が、まるで人間の手によって外されたかの様に…

私は仕事帰りにスーパーで買い物中に『奥様』より連絡を受けたメールする
帰路、あらゆる可能性を考え車を走らせた車
車から降り、雪山を掛け上がり、夜中まで探した…


高齢で体力も落ちている、「そんなに遠くには…」…
そう考えたが見当も付かない…


結局、『イチ猟犬』を見失ったまま…

その日から『奥様』は毎日、私は休みを利用し、『役場』『管理センター』『保健所』『警察署』『交番』『派出所』『駐在所』Etc.Etc.…
思い付く限りの届け出を近郊市町村に行い、『奥様』が作った貼り紙を人の集まりそうな場に協力を得、貼って貰った…

何一つと手掛かりは無い…




3月23日カレンダー
作業中に『奥様』から連絡…

メールする「近隣住人から、●●さんの家の車庫で犬が死んでるから確認して欲しい…」との知らせを受けた『奥様』が確認したところ…
「『イチ猟犬』だった…」…



18日の夜に、その御宅の車庫に入り込んでいるのを住人の方が確認していたそうです…
衰弱していて、「朝までもたないかも…」…そう感じたそうです…


その御宅は、私の家から見える範囲に有る御宅で…
18日に探していた時に『敷地』に足を踏み入れました…うっすら残る雪の上に、動物の足跡を見付け足跡(犬)その『敷地』まで行ったのです…その時に何処かで、犬特有の甘えた様な、寂しい時の様な、声を聞いた気がしました…

でも、その御宅にも犬が居て、その時は何時もの場所に繋がれては居らず、夜は奥の納屋か何処かに入れているんだな…
其所で鳴いてるんだろうな…そう思っていました…


後に成って考えると『イチ猟犬』の声だったのかも知れません…

私が探しに行った時には既に『イチ猟犬』が居たのですから…
只、夜遅くの時間に腕時計しかも他所様の敷地内を、余りウロウロする事も出来ず…
その場を後にしました…


私は『イチ猟犬』の声も聞き分けられない…
駄目な『飼い主』何ですね…



帰宅すると『奥様』が『イチ猟犬』の体を拭き、綺麗にしていてくれました…


18日の夜に居なくなり…19日の未明には既に息絶えていた『イチ猟犬』…
23日の夕刻、我が家へ戻りました…


会社で連絡を受けてからメールする帰宅するまでの間、実は余りよく覚えてません…
誰も居ない事務所で工場・建物御世話に成った方へ、電話やメールをし…
後は…



『イチ猟犬』は、どうやって金具を外したんだろう…たったの半日で息絶えてしまう程に弱っていたのなら尚更…

苦しかったのか?
もがいて足掻いて、鎖を絡め偶々金具が外れたのか?


その御宅に探しに行った時、きっと車庫の中で私や『奥様』の声を聞いた筈の『イチ猟犬』は…何故、姿を見せなかったのだろう…
見せたく無かった?
良い飼い主では無かったから?

『イチ猟犬』が寂しい思いをした事を、私達に知らしめる為…

死期を悟り、姿を消そうとしたのか…



なんにせよ…私達は『最後まで』面倒を見ると心に決め迎い入れた『イチ猟犬』を…
最後の『その時』を、自分達の落ち度で…


『イチ猟犬』を看取る事が出来ませんでした…


それよりも『もっと』早くに発見できたら…『イチ猟犬』の声だと気付けていれば…

もしかしたら…もしかしたら…



その日の夜に、斎場に『イチ猟犬』を預けました…
夜遅く、既に営業時間は過ぎていましたが、快く引き受けて下さいました平謝り

用意して下さった『花』を『イチ猟犬』に手向け…最後の御別れをしました…


「もし仮に、生まれ変わり何てもんが有るなら…その時は、家の中で何時も一緒に過ごしてくれる、金持ちの家に生まれろ…」…

そう声を掛けました…


私の『本音』です…
posted by 茶太郎 at 21:42| Comment(0) | 『動物』の現状 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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